Okapi Project

WinCVS の設定(ファイル共有編)

バージョン
2003 年 08 月 21 日 Ver.1.0
作成者
K.Takimoto ( Xware )

要約

WinCVS の設定方法について記載しています。

目次


1. WinCVS の設定

CVS を利用するために WinCVS の動作設定をします。

1.1.設定ダイアログ

メニューの「管理(A)」→「設定(E)」を選択し設定ダイアログを表示させます。

WinCVS 設定選択画面

※インストール直後は、設定ダイアログが自動的に開きます。

1.2. 全般

ソースが管理されるマスタに関する情報を設定します。

WinCVSの設定ダイアログ(全般)

CVSROOT(CVSリポジトリの場所)を入力(C):
CVS で管理されているソースが格納された「リポジトリを指定」します。
新規にリポジトリを作成する場合は、作成するリポジトリまでのパスを指定してください。
認証方法(A):
特に CVS サーバは立てず、Windows のファイル共有で行うので、「ローカルに接続されたディレクトリ」を選択します。

2004/02/01 追記

このように、Windows のファイル共有を使ってネットワーク経由で CVS を利用すると、まれにエラーが発生する場合があります。
この方法は、お手軽に CVS を利用することが出来ますが、厳密に資材を管理したい場合は「Pserver 構築の方法について」の記事を参考にして、Pserver を使って CVS を利用しましょう。

1.3. 共通設定

WinCVS がリポジトリとやり取りするための項目について設定します。

WinCVSの設定ダイアログ(共通設定)

ソースの参照しかしない
読み込み専用でチェックアウトにチェックをつける
ソースの修正をする
読み込み専用でチェックアウトのチェックを外す

1.4. ポート指定

CVS サーバと通信するためのポートに関する設定を行います。

WinCVSの設定ダイアログ(ポート指定)

特に何も設定しません。

1.5. プロキシ

リポジトリがあるホストと自分の PC の間にプロキシサーバがある場合にその設定をします。

WinCVSの設定ダイアログ(プロキシ)

今回は LAN 内であるため、設定の必要はありません。

1.6. WinCvs

WinCVS 固有の項目について設定します。

WinCVSの設定ダイアログ(WinCVS)

ファイルを開く時に使用する標準のエディタ(V):
WinCVS から、直接ソースファイルを参照する場合にエディタを指定します。
この例では、秀丸エディタを指定しています。
HOME フォルダ(CVS パスワードの格納に利用)(H):
チェックアウトしたソースファイルを格納するディレクトリを指定します。

1.7. ごった煮

ごった煮(日本語版)に固有の項目について設定を行います。

WinCVSの設定ダイアログ(ごった煮)

デフォルトのままで OK です。

2. ビューの変更

WinCVS のモジュールビューはデフォルトで、C: ドライブを表示するようになっています。

WinCVS画面

双眼鏡マークをクリックして

WinCVSのファイル選択

1.6. WinCvs」で指定した HOME フォルダが表示されるように、フォルダを選択しましょう。

WinCVS画面

以上で WinCVS の設定が完了しました。

続いて今自分が持っているファイルを CVS 管理してみましょう。

>>> リポジトリを作成する。


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