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Java 2 SDK のインストール

バージョン
2006 年 05 月 15 日 Ver.3.0
作成者
A.Araihara ( Xware )

要約

Windows XP に Java 2 Software Development Kit (以下 SDK と略します)をインストールする手順を記載します。
   SDKのバージョン:1.5.0_06
   対象OS :Windows XP

目次


1. インストールに必要なマシンスペック

SDK(Java実行環境+開発キット) の動作には強力なマシンスペックは必要ないようです。

本インストール手順は、WindowsXP について動作確認しています。

2. SDK の入手

SDK(J2SE 1.5.0_06) は Sun Microsystems のサイトより入手可能です。雑誌などの付録に添付されている CD-ROM に収録されている場合もあるので、それを使用してもかまいません。

URL : http://java.sun.com/j2se/1.5.0/download.jsp

上記のURLから Windows版の jdk-1_5_0_06-windows-i586-p.exe をダウンロードし、適当なフォルダに格納してください。

3. SDK のインストール

これから SDK のインストールを行っていきますが、インストール先のフォルダはデフォルトの C:¥Program Files¥Java¥jdk1.5.0_06 です。また、以下の説明の中では、このインストールフォルダを %JAVA_HOME% と記す場合もあります。

3.1. インストーラの起動

入手したjdk-1_5_0_06-windows-i586-p.exe をダブルクリックし、セットアップを開始すると、次の画面が出力されインストーラがインストールの準備を始めます。

インストーラの起動

3.2. 使用許諾契約

使用許諾契約に関する事項が表示されます。
内容を確認して同意できる場合は「次へ(N)>」をクリックし先に進みます。

使用許諾契約

3.3. インストール対象の選択

インストールするプログラムを選択します。デフォルトではすべて選択された状態になっていますので、このまま「次へ(N) >」をクリックし先に進みます。

3.3. インストール対象の選択

開発ツールJava
コンパイラ、実行環境、JavaDoc 生成ツールなどプログラミング開発に最低限必要なもの。
デモ
Java のサンプルプログラムで、いろいろ参考になります。
ソースコード
JavaAPI のソースで、デバックのときにはソースがあると何かと良いです。
Public JRE (Public Java Runtime Environment)
Java の実行環境で、Java プログラムを実行させるだけならばこれだけあればよいです。

3.4. インストール開始

インストールが開始され、ファイルのコピーなどが行われます。

インストール開始

3.5. JREのインストール場所と機能の選択

JREのインストール場所と機能に関してですが、ここもデフォルトですべて選択された状態になっていますので、このまま「次へ(N) >」をクリックし先に進みます。

JREのインストール場所と機能の選択

 

3.6. Java Plug-in が動作するブラウザの選択

Java Apple などを動作させるためのプラグインをインストールします。デフォルトの状態で「次へ(N) >」をクリックし先に進みます。

Java Piug-in が動作するブラウザの選択

3.7. インストール中

改めてインストールが開始されます。

インストール中

3.8. インストール完了

インストールの進行画面がいくつか表示された後に、インストール完了画面が出力されます。「完了(F)」をクリックします。

インストール完了

これで、SDKのインストールは完了しました

4. 環境変数の追加

ここまでの手順で、JDK のインストールは完了しましたが、コマンドプロンプトから Java コンパイラなどの開発ツールを利用するためには、%JAVA_HOME%¥bin にパスを通す必要があります。

Windows の「スタートメニュー」→「アクセサリ」から「コマンドプロンプト」を起動して「javac」と入力してみましょう!

javac起動エラー

javac が「ない」みたいなエラーメッセージが出力されます。これは、Java のコンパイラである javac があるフォルダにパスが通っていないためです。
この状態ではコンパイルするのがとても面倒になるので、Java の開発ツールが格納されている %JAVA_HOME%¥bin にパスを通します。

4.1. 環境変数の確認

Windows のスタート「メニュー」→「コントロールパネル」から、「システム」を選択します。

コントロールパネル→システム

「詳細設定」タブを選択し、「環境変数(N)」ボタンをクリックすれば、環境変数の設定画面が表示されます。

システムのプロパティ→詳細設定

4.2. 環境変数(JAVA_HOME)の設定

システム環境変数(JAVA_HOME)を新規作成します。

JAVA_HOMEの設定

JAVA_HOME の追加

以下のように、変数名に"JAVA_HOME"、変数値にはインストールしたJava 2 SDK のありかを指定する。(ここではC:\Program Files\Java\jdk1.5.0_06と入力)

JAVA_HOMEの追加

変数名(N)
JAVA_HOME
変数値(V)
%JAVA_HOME% までのフルパス(C:¥Program Files\Java¥jdk1.5.0_06)

4.3. 環境変数(PATH)の設定

PATH が登録されていない場合や、ユーザー環境変数に追加する場合は「新規(W)」、既に登録されているものを変更する場合は「編集(I)」をクリックします。以下の例は、システム環境変数を変更することを例に記載していますが、ユーザ環境変数の場合も同様です。

PATHの設定

PATH の追加

新規に PATH(path)を指定する場合は以下のように入力します。

PATHの追加

変数名(N)
PATH
変数値(V)
%JAVA_HOME%¥bin までのフルパス(C:¥Program Files\Java¥jdk1.5.0_06¥bin)

PATH の変更

PATH(path)の変更を行う場合は「変数値(V)」にすでに指定されている値に%JAVA_HOME%\bin までのフルパスを”;”(セミコロン)でつなげて書きます。

PATHの変更

もともと指定されている値を誤って変更してしまった場合は、他のソフトが起動しなくなるなどの不都合が起きるので、もともとの内容は控えておくか、コピーしバックアップを保存しましょう。

5. 最終確認

それでは、もう一度 Windows の「コマンドプロンプト」起動し、javac と入力します。

javac起動正常

正しくインストールがされていれば、javac のパラメータオプションの説明が出力されればます。

以上で、Java 2 SDK のインストールが完了しました。思う存分 Java を堪能してください。


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